ウォーキングデッド シーズン2 第11話『生かすか殺すか(原題:Judge, Jury, Executioner)』。
前回はとうとうリックとシェーンが大喧嘩を起こしてしまいました。相変わらずランダルの処置を決めあぐねている状態ですが、今回また大事件が勃発。
ウォーキングデッド シーズン2 第11話の動画を無料視聴する方法とネタバレあらすじ。
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シーズン2 第11話 ネタバレあらすじ
納屋でダリルがランダルを殴り続けています。なかなか口を割らないので、サバイバルナイフを持ち出し、足の手術痕をはぎ取ろうとします。あわてて口を割った、ランダルの話によると仲間は30人くらいいて、場所は常に移動しているとのことです。やつらはならず者の集団だが、俺はやつらとは違うと訴えています。
外では、リックたち一行が火の周りに集まっています。どうするの?みんなランダルの処遇を気にしています。そこにダリルが納屋から引き揚げてきます。そしてダリルはおもむろに「やつらはギャングだ、仲間は30人いて武器も大量にあるそうだ。男は皆殺しにされ、女は死ぬよりつらい目に合わされるそうだ」と話します。
みんなは再度リックにどうするのと尋ねます。さすがにリックも「脅威は放っておけない、排除すべきだ」と言いだします。思わずデールが「殺すのか?」と聞き返すと、リックはそうだと言います。
デールはリックの性格をよく知っているので、「不本意だろう」と言いますが、リック「もひと晩考えたが、これが唯一の道だ」と言います。
デールはみんなと話すので時間をくれと言いますが、リックは仲間の安全が第一だと言い返します。デールはカールを引合いに出し、「1日だけ時間をくれ」と懇願します。さすがにリックも折れ、「日没に集まろう、そこで決定だ」と言います。
早速デールはアンドレアの処に行きますが、排除する考えです。「同意はしないけれど、見張りはするわ」と言い納屋に行きます。そこにシェーンがカールを伴い、納屋にやってきます。カールもランダルのことが気になっているようです。カールを帰し、シェーンとアンドレアが話していますが、らちがあきません。
納屋では戻ったはずのカールが忍び込み、鎖につながれたランダルに声をかけられています。カールを口説いて脱出の糸口を見つけたいようです。そこにシェーンが入ってきて、2人を引き離します。カールは親に言わないでと、シェーンに懇願します。
デールはダリルの処に行きますが、それどころではないと相手にされません。リックが納屋でリンチ用の縄をなっている処に、ローリがやってきます。ローリはリックの考えについて行くと言います。
外ではソフィアの墓の前にカールが佇んでいます。キャロルが通りかかり、「ソフィアは天国にいて、いつか会えるわ」と言います。カールは「天国なんてない、信じているならバカだ」と言い、立ち去ります。
唖然としているキャロルの前にリック夫妻がやってきます。思わずキャロルは2人に向かい、「無礼だわ、きちんと躾けして」と、怒りをぶつけます。
リックがカールの処にいき、「キャロルに失礼だろう」と話しますが、カールはやはり「天国なんてない」と答えます。そしてランダルの話に及び、「どうやって殺すの」と聞き返します。リックは「キャロルのことだけ考えろ」と叱りますが、カールの中にもいろんな不条理が芽生えているようです。
デールはハーシェルの処に来て、ランダルのことを話しますが、「リックに任せている」と言われます。「前は信念を持っていたが、いまは娘2人を守りたいだけだ」と言います。
カールがダリルの留守に、あちこち物色しています。やがてバイクのバックから拳銃を持ち出し、沼に向かいます。沼には、ぬかるみに足を取られたウォーカーが1体立ちつくしています。最初は怖がっていましたが、動けないことを悟ると、石を投げます。
デールがシェーンの処にやってきて、「考えを変えてくれ」と言います。シェーンは「あんたが間違っている」と言います。
ハーシェルがベスのベッドの処で、励ましています。そこにグレンがやってきて、様子を聞きます。その後2人で居間に行き、お互いの身の上話を始めます。
そしてハーシェルが父から形見でもらったという懐中時計をグレンに渡し、「娘を任せられるのは1人だけだ」と言います。グレンは神妙に時計を受け取り、「ありがとう」と言います。
日没の時間がせまり、リックがローリに決意を話しています。
カールは危険がないとみて、ウォーカーに銃を構え様子を見ています。すると動けないはずのウォーカーの片足が抜け、カールの足に手が届いてしまいます。カールは転びながらも、必死に逃げだします。
日没になり、みんな母屋に集合してきます。沈うつな空気が流れる中で、シェーンは「殺す」と言い切ります。デールは「多数決をとるまでもない、反対は俺とグレンだけだ」と言います。しかしグレンも「今回ばかりは、これ以上の犠牲はご免だ」と言います。
デールは「若者の命をたった5分の話し合いで決めるべきではない」とかばいますが、意見は堂々巡りです。さらにデールは、「頼む、正しいことをしよう」と訴え、外に出て行きます。
夜のとばりが落ち、暗くなってからランダルが納屋に連れてこられます。リックがランダルに目隠しをして、銃を用意しています。
そしてまさに引き金を引こうとしたときに、カールが現れます。あわてて撃つのをやめ、処刑はなんとか中止になりますが、カールはリックをじっと見つめています。ローリはカールにテントに入るように促し、中止したリックには「それでいい」と言います。
デールは月夜の中を、1人でさまよっています。しばらくすると動物らしきものに行き当たり、凝視していると、背後からウォーカーに襲われます。
大声をだしながら、その場に倒されます。その声を聞きつけた、みんなは声の方へ駆けつけます。ダリルが一撃でウォーカーを倒しますが、デールは腹を喰い破られていました。
カールは、それが昼間沼にいたウォーカーだと気付き、いたたまれない気持ちになりローリにしがみつきます。
みんな必死で介抱しますが、ハーシェルは首を横に振ります。仕方なく銃口をハーシェルに向けますが、リックはどうしても撃つことができません。ダリルがリックの手から銃を取ります。
そして、ひざまづきハーシェルの頭に銃口を向け「悪いな」と言い銃を撃ちます。
シーズン2 第11話 感想
登場人物一人の良いハーシェルが死んでしまいました…。しかもウォーカーに腹を引き裂かれ内臓が飛び出してしまうという非常に残酷な目に遭ってしまいます。
ソフィアの件も悲しかったですが、デールが目の前で死んでいく、そして仲間自らが手をかけるというこのシーンも悲しすぎました。
デールはもはや言葉を発することすらままならず、ダリルの向ける銃口に対して自ら頭を持ち上げることで意思を表します。
今回はカールが主役です。いつまでも子供だと思っていたら、どんどん成長してきています。
きちんと観察し、物事の善悪も見極めようとしています。こんなアウトローの世界で、どんな大人になっていくのか興味津々です。デールがウォーカーに殺され、カールは自分の責任を感じたようです。
西部劇の時代からリンチはありましたが、多数決や理屈では解決しないと思わされました。デールが正しいのは、みんなわかりますが、守るためには殺すしかありません。リックもなんとか理屈を作ろうとしますが、人殺しは人殺しです。
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