ウォーキングデッド シーズン7 第14話『密かな断行(原題:The Other Side)』。
シーズン7も残り3話となりました。前話ではとうとうキャロルとモーガンも救世主を倒すべく立ち上がり、いよいよ救世主との最終戦争が始まろうとしています。
ウォーキングデッド シーズン7 第14話のネタバレ予想、そして放送後にあらすじと感想を追記。動画を無料視聴する方法も紹介しています。
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第14話『密かな断行(原題:The Other Side)』ネタバレ
ヒルトップに来たロジータはサシャにニーガン殺害をもちかけ、サシャは2人で救世主の基地に乗り込むことを決意。マギーには話さずに町を出る。
そんな中、救世主がヒルトップを訪れ、医師の引き渡しを要求。
マギーとジーザスを中心に団結していく住民が気に入らないグレゴリーは、医師を取られてしまうとさらに信頼を失い座を奪われるのではないか不安が募り、自分が住民に信頼されることが重要だと救世主に相談をもちかける。
というのが大まかなストーリーになります。
12話の最後でロジータがヒルトップを訪れサシャを誘っていましたが、その続きから始まるようですね。
救世主の基地「サンクチュアリ」には兵士も大勢いますし、ロジータとサシャ2人でどうにかできるとも思えませんけどね…。正直かなり無謀なように思いますね。
サシャも躊躇している様子もまるでありませんでしたが、2人に勝機はあるのでしょうか。銃も2丁くらいしかなさそうでしたよね。
勝てるかどうかというよりも、お互い元カレを殺された恨みが行動させているのでしょうか。原作の件もありますし、ロジータはそろそろ死んでしまいそうな気もします…。
また、11話では救世主の医師がニーガンの手で殺されてしまいましたが、それで医師がいなくなってしまった為ヒルトップの医師を連れて行こうとするようです。マギーの看病をしてくれた方ですね。
グレゴリーは自らの保身の為ではありますが、やすやすと医師を渡そうとはしないようで相談を持ち掛けるということですが、それというのは恐らく代わりにマギーとサシャを救世主に差し出すということではないでしょうか。
グレゴリーにとってマギーとサシャは邪魔でしかないでしょうし、ジーザスに阻止されるものの以前もまんまと2人を引き渡そうとしていましたからね。
が、その要求は受け入れられずかえって救世主の反感を買い、グレゴリーもぼちぼち殺されてしまいそうな気もします。
そして、ヒルトップへ救世主がやってきてしまったのでマギーとダリルは慌てて身を隠しますが、あわや見つかってしまいそう…なんて展開もありそうです。
シーズン7も14話を含めて残り3話となりました。尺的に残りのエピソードでニーガンを倒すまでには至らないと思いますが、救世主との戦争へ向けて準備万端というくらいまでは進むのではないでしょうか。
本格的な決戦はシーズン8以降となりそうですね。
※↓↓放送後終了後に追記しています。
第14話『密かな断行(原題:The Other Side)』あらすじ
今回はほぼヒルトップでのシーンとなります。あとはサシャとロジータが襲撃に向かう救世主アジト周辺が少しといった感じです。
ヒルトップ
14話冒頭は12話最後でロジータがやってきた少し前の時間のヒルトップから始まります。
戦闘訓練をする住人たち、武器の手入れをするサシャ、にこやかな表情で妊娠経過を見るマギーとイーニッド、救世主のアジト・サンクチュアリの図門をおこすジーザス、日常の生活を送りながらも着々と救世主との戦闘に備えています。
が、ダリルはマギーと会話をしようとしません。
一方、ヒルトップのリーダーであるグレゴリーはマギーにリーダーシップを奪われ、住人の信頼を失いつつあることに苛立ちを見せています。
そんなところへロジータがやってきて、サシャにサンクチュアリ襲撃の協力を仰ぎます。
マギーとジーザス
マギーはヒルトップに居候していることに対して申し訳なく思っていましたが、ジーザスは「大勢で済むのは慣れているから」と言い、自分の過去の話をしだします。
ジーザスは以前施設にいましたが、その頃と違って今は不幸ではない。ヒルトップでも最初は居心地が悪かったが、マギーやサシャを受け入れて、自分も認められ自分の居場所ができたと。
ついでにゲイであることもカミングアウト(笑)彼氏がいるようです。
そして、マギーは救世主との戦争に備えての計画を話し始めます。
2人の会話を聞いていたサシャはマギーとコンタクトを取り2人がその場を離れた後、部屋へ戻りくり抜いた本の中に入っているいくつかの銃弾を手に取ります。
ちょうどそこへジーザスとイーニッドがやってきて見られてしまいます。
ジーザスは「弾は譲るよ」と言いつつも状況を察してサシャに対して「行くな。今はまだ。2人では無謀だ。」と言います。
「決意は変わらない」と譲らないサシャ。ジーザスとイーニッドも行くと言いますがそれを断り、イーニッドにはマギーに話さないように、マギーを守るように言います。
サシャを止めたいがサシャの意向も汲んであげたい為からか「10分後にマギーに話す。あとはあなた次第」というイーニッド。
救世主の登場
が、イーニッドが部屋を出て、準備を始めた途端救世主がやってきてしまいます。
サシャとロジータは緊急脱出用の隠し通路から急いでヒルトップを出ます。マギーとダリルはイーニッドに促され納屋に隠れます。
いつも通りグレゴリーの元へやってくる救世主。今回は物資の要求だけでなく医師を引き渡すよう言われます。
無事救世主に見つかることなくヒルトップを出たサシャとロジータ。
サンクチュアリ付近のビルから銃でニーガンを狙うというサシャと、中に侵入して直接仕留めたいというロジータで意見が合いません。元からそうではありますが、2人の間に険悪な雰囲気が流れます。
ヒルトップ
マギーとダリルが隠れている納屋付近に救世主のメンバーがやってきます。注意をそらそうと野菜を差し出すイーニッドでしたが、結局納屋に入られてしまいます。
納屋の奥の扉内に隠れている2人は、救世主の動きに警戒しています。
カーソン医師
ヒルトップの医師・カーソンの元に救世主とグレゴリーがやってきます。救世主はニーガンの元へ行くよう要請します。そして、救世主の医師がいないことを告げます。
サンクチュアリに居た医師はカーソンの兄だったのですが、カーソンは兄が殺されたことを理解し、特に逆らうこともなくサンクチュアリに行く決意をします。
が、グレゴリーは納得していない様子。救世主のリーダー・サイモンと2人で話がしたいと言います。
医師を連れて行かれグレゴリーが信頼を失ってしまえば街の秩序が崩れてしまうと話すグレゴリーですが、「そのときは俺がなんとかしてやる」とサイモンに言われ結局押し切られてしまいます。
マギーとダリル
今にも救世主に見つかってしまいそうなマギーとダリルですが。なんとか難を逃れます。
落ち着いたところでマギーがダリルに「ここへ来てから私と話さないのね。私を見て。」と話しかけます。
ダリルがヒルトップへ来て以来、ダリルはマギーと話そうとせず、目も合わせようとしていませんでした。
そして、ダリルが言えずにいた思いを涙ながらに口にし始めます。「悪かった。俺のせいだ。俺が悪い。」と。
シーズン7 第1話で、エイブラハムが殺された後ダリルがニーガンに殴り掛かったことでグレンまで殺されてしまったわけですが、ダリルはそのことでずっと自分を責めていて、マギーと話すことすらできなかったようです。
「あなたは悪くない。あなたは希望よ。そうグレンが。勝たなきゃ。力を貸して。」と言いダリルを抱きしめるマギー。ダリルは黙ってうなずきます。
救世主に連れていかれてしまうカーソン。街の住人たちがその様子を見ています。いたたまれない表情のグレゴリー。
サシャとロジータ
サシャとロジータはサンクチュアリ近くのビルに忍び込むことに成功します。ビルからサンクチュアリの様子を眺めるサシャ。
ユージーンがフェンスのウォーカー補強作業を行なっており、作業員に指示を出していたことをロジータに告げますが、「芝居してるのよ」というロジータ。
ここ最近常に緊張感のある状態が続いていた2人でしたが、ロジータが結んでいる縄の結び方を教えて欲しいという言葉から少しずつ打ち解け出し、ロジータはリックたちと出会う前の話やエイブラハムの話をし始め、2人の間にやっと笑顔が。
お互いがお互いを支え合うと言いあい、絆が深まります。
すると車の音がし、救世主のメンバーがカーソン医師を連れて戻ってきます。
ニーガンも中から出てきますが、カーソンやユージーンの側にいる為狙いを定めることができません。
無線を傍受するとユージーンの命令でウォーカーを捕獲する為に付近のビルで捜索が始まることを知ります。
ビルで待機することもできなくなってしまった2人はサンクチュアリに侵入する作戦に変更を余儀なくされます。
ヒルトップ
ジーザスはグレゴリーに呼び出され、近頃人材調達がおろそかだと責められ、マギーやダリルたちに仕事を与えるよう指示を出します。
反発の態度を見せるジーザスにグレゴリーは「君はもう友人ではないようだ」と言い放ちます。
グレゴリーの部屋を出るとボウガンを持ったダリルがやってきて「サシャとロジータは?」と聞きます。
サンクチュアリ
夜、警備の男に指示を出すユージーン。すると男が撃たれて倒れます。慌てて身を縮めるユージーン。
そこへロジータが走ってきて「出るのよ。ユージン。脱出するの。」と声をかけますが、「断る。私は行かない。頼んでない。帰れ。」と言いサンクチュアリの中へ戻ってしまうユージーン。
2人はフェンスを破り内部へ侵入しようとします。ロジータに後方の警備を任せ作業を進めるサシャでしたが、自分が中に入った後、フェンスを閉じてしまいます。
それに気付いたロジータが「何してるの?」と言うと「あなたの時はまだよ。その時まで待って。あなたが必要よ。」と笑顔を見せ1人でアジト内へ走っていってしまうサシャ。
侵入者が現れたことでアジト内から救世主たちが出てきてしまい、やむなく走ってその場を去るロジータ。
「何なのよ…クソ!」と泣き出すロジータ。
そして、顔を上げるとすぐ近くにボウガンを持った人物の影が…。
第14話 まとめと感想
シーズン7もいよいよ終盤ということで盛り上がってきました。
なんといっても印象的だったのがダリル。
グレンの死に責任を感じてマギーと話すことができなかったとはなんともダリルらしいなと思いました。
2人っきりになったところでマギーに話しかけられやっと本心を話すことができたダリルですが、それに応えるマギーがまた優しくて、感動してしまいました。
普段感情を表に出さないダリルが涙を見せるとほんとにヤバイですね…。もれなくこっちも泣いてしまいます。
そして、マギーはグレンの死を乗り越えてまた強くなったように思います。
そういえばイーニッドも。以前は両親を亡くしてしまったつらい過去の経験から心を閉ざしてしまっていましたが、カールやマギーには心を開くようになり、エイブラハムとグレンの死を経て精神的に大きく成長をしました。
今ではしっかりマギーをサポートしてくれています。イーニッドいいですよね~。
ウォーキングデッドの女性陣はみんな強くてかわいげがないので(笑)イーニッドがいい感じに癒し系のアイドル的キャラになってます。
最近もうイライラしちゃってて怖いし危なっかしかったロジータもやっと笑顔を見せるようになりましたね。
エイブラハムにフラれてしまい死なれてしまい、復讐心に駆られ精神的にも全く余裕がなかったかと思うんですが、自分の目的達成を目前にして少し落ち着いたとの、サシャに労いの言葉もかけられやっと気持ちを楽にすることができたんでしょうね。
それにしても2人だけでサンクチュアリに乗り込むとはどう考えても無謀すぎます。早々に殺されてしまうでしょう。
それでもロジータは復讐を果たす為に行動をしたかったんだと思いますが、死ぬのは自分1人でいいという思いで1人救世主のアジトに飛び込んでいってしまったサシャ。まさかの行動でした。
あの時点で救世主を2人殺してしまっていましたし、普通に考えたらもう生きては帰れないでしょう…。
笑顔を見せて走り去る姿には感動を覚えました。
そして、最後にロジータの元へ現れたボウガンの人物が一体誰なのか。
普通に考えるとボウガンといえばダリルなんですが、シルエットや体の動きはダリルっぽくありませんでした。長髪ではあるので、他にと考えるとジーザスでしょうか。
とも思うのですが、恐らくドワイトではないかと思われます。
原作通りにいくとドワイトはニーガンを裏切るわけですが、いよいよ行動に出るのかもしれません。
詳しくはコチラ⇒ ウォーキングデッド ドワイト 原作の展開は?
その辺はまた次回のネタバレ予想ででも書きたいと思います。
読者さんの感想を掲載します。
みなみさん 30代男性
今回はとうとう、サシャとロジータがニーガンの基地に忍び込んで、リック達よりも先に戦いを仕掛ける話でした。
女性はやはり怖いものです、たった2人で何百人?以上いるニーガン軍団に戦いを挑むわけですから。
そして、サシャはどうして一人だけで戦いを挑んだのでしょうか、自分が死ぬタイミングはここなのだと言い聞かせてきたのかな。
ニーガン達と戦って、全員が無事に生き残るのはまず難しいと思いますが、やはり主要キャラが死んでいってしまうのはちょっと悲しいですね。
そして、基地に捕らわれていたユージーンの事をロジータは裏切り者と言っていましたが、私は彼なりの考えがあって、救出を拒否したのだと思います。彼は天才ですから、きっと何か策があるのではないかと期待しています。
そして、今回の話で一番印象に残ったシーンはダリルとマギーとで、2人きりで話すシーンです。ダリルはやっぱりずっと気にしていたんですね。
ダリルがあの時、無謀な行動をしなければ、グレンは死ななかったかもしれない。ただ、その代わりに誰かが、ダリルが殺された可能性もあった。
マギーはダリルを責めずに、一緒に戦おうと慰めてくれるのはとても感動しました。ダリルが泣くシーンはあまりないので、かなり胸に来るものがありましたね。
とふさん 女性
14話はヒルトップ組の動向が描かれていて、マギーを中心に住民達が1つになろうとしていました。マギーもサシャも住民のためにナイフの投げ方を教えたり戦い方の訓練をして、来るべき戦いの日に備えていました。
もう、グレゴリーはいらないしマギーがヒルトップのリーダーでいいなじゃないかと思います。
ジーザスもしっかりマギーをサポートしていて、すっかりヒルトップの参謀という雰囲気になってきました。ジーザスは自分でも言っていましたが、やっと自分の居場所を見つけられて仲間との交流を持つことができたのはマギーのおかげですね。
そして、イライラロジータがサシャのところへやって来て、ニーガンを殺すのを手伝ってくれといわれてたった2人で行ってしまいます。この2人はエイブラハムの恋敵なんですよね。
ロジータがエイブラハムにプレゼントしたネックレスをサシャがしていたもんだから、またまた2人はギクシャクしていました。
救世主がヒルトップにやって来て、なんと医者を連れて行ってしまいました。おまけにダリルとマギーが隠れている倉庫に救世主の1人が入ってきて、いつ見つかるかとハラハラしました。
15話は大きく動いて、リック達がタラがいた海辺の村へ行ったり、グレゴリーが不満を爆発させてマギーに襲いかかったりと波乱がありそうです。
残り2話でリック達とニーガンとの戦いがどうなるのか気になります。
れいさん 20代女性
サシャとロジータ、2人が愛した男エイブラハムの仇を取るために2人はニーガン暗殺の時期を待たずにアジトへと向かってしまいました。
いままでは複雑な関係で、深い溝と微妙な雰囲気がサシャとロジータの間に流れていましたが一緒に暗殺の計画を立て、出掛けている間に少しずつ2人の関係性が良くなっていきました。
やはり対立するのではなく、手と手を取り合い、お互いのことを理解しながら協力すべきだと思っていたのでサシャとロジータがお互いのことを理解し尊重しあう展開になったことはとても嬉しく思いました。
ですが、ロジータの勝手な行動とサシャの捨て身の行動は2人の命を危険に晒すことになるので心配で仕方ありません。特にサシャのセリフには死亡フラグが強く漂っており、なんとなく彼女のこれからの行く末を暗示しているようで怖いです。
スナイパーという担当でありながら、ニーガンのアジトへ単身で乗り込むのはとても分が悪いように感じます。サシャとロジータが2人で身を潜めていたあの建物にしばらくいれば、ニーガンを狙撃することはたやすいはずなのになぜ?という気持ちも。
そして置いていかれたロジータが目に飛び込んできたボーガンを持った男性…。
ダリルか?ドワイトか?はたまたジーザスか?ピンチを救ってくれるのは誰なのかが気になるところです。
あくさん 女性
第14話はニーガンを憎む女性たちの行動が対照的に描かれていました。
一刻も早く仇討ちしたいロジータ、彼女に賛同するサシャ。一方、復讐のチャンスがおとずれるまで慎重に時を待つマギー。
マギーは身重で、グレンの一粒種をきっちり育て上げることがグレンへの供養でもあるので、やはり向こう見ずな行動は起こさないでしょうね。
あと、マギーはもちろんニーガンは憎いけど彼1人を殺すだけではなくて救世主に勝ちたい、というようなことをダリルに話していたので、自分1人の私怨よりもグループ全体に配慮した大局的なものの考え方をしているのでしょう。聡明な女性です。
でも、女戦士のようなロジータとサシャの、思い立ったらすぐ行動してしまうパッショネイトなキャラも素敵。
この2人、タラとちがってスラリとしていてモデルのようなスリム体型。ライフルなんかの長い銃をかまえると似合うんですよね。
とにかくエイブラハムの仇を討ちたい、という情熱や自己犠牲をいとわない潔さに清々しいものを感じました。
でも、終盤で想定外の行動をとってしまうサシャ。今後救世主に人質として捕らえられて、リックたちとの取引のカードとして使われる予感が…。
それにしてもせっかくのロジータの救出に応じないユージーン…。彼は第14話でも安定の平常運転でした。
とわさん 男性
今回のエピソードは、ロジータとサシャという、エイブラハムを巡る女性たちが共に行動するのが見どころとなっています。
こういう設定はこのシリーズでは珍しく、そもそも三角関係自体がリック、ローリとシェーン以来ですし、その恋のライバルが共同の敵を前に団結するのは、シリーズでも初めてと言えます。
このシリーズの1話を見ていて、何も2人も殺さなくてもいいのに、と思ったものですが、それが今回は有機的に活かされていて、人間ドラマという点ではかなり充実したエピソードとなっている印象です。
製作側のドラマツルギーからすると、エイブラハムを殺すことによって、これまで余り注目されなかった登場人物・ロジータとサシャにスポットがあたることになりますし、その彼女たちの特攻隊的な猪突猛進ぶりと、同じく愛するグレンを殺されたマギーの悲しみをこらえた忍従ぶりが対比となって、ドラマに厚みが出てくるわけです。
とにかくこのシーズン7では、ニーガンへの憎しみと戦争準備という点ですべての登場人物の行動が統一されていて、いかにも嵐の前の静けさという感じが漂っています。
このエピソードを含め、リックが全く出てこない回が増えているのも、ニーガンという大敵の前に全員のキャラを再確認させる意図が見えていて、作者たちによるドラマ的描写の深みが感じられます。
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